美らpresents 『あんたの夢を叶えたろう』

美らpresents
『あんたの夢を叶えたろう』

ある日、何気に彼女は言った。
「私の夢言っていいですか?
絶対に無理な事やけど、私は美らLIVEが本当に
大好きやから、観客は私だけでLIVEを見てみたい」
なんてわがまま(笑)
叶うはずもないのに…
でも、そんな彼女は自分を信じ、
雨の日も風の日も懸命に働き、
たくさんの人に愛され卒業する日が訪れた。
そんな彼女に、僕はどうしてもお礼がしたかった。
でも、悩みに悩みました…
他にもたくさんの卒業生や在籍スタッフもいるし、
スケジュールも超過密…
そして、彼女だけ特別扱いのような…
そんな悩みを在籍スタッフに話したら、
「今いるメンバー、誰も絶対に嫌な風に思わな
いから、LIVEしてください!」
「それこそが美らでしょ!」
その二言で迷いは一気に吹っ切れました。
彼女の卒業日翌日にSpecial Liveをしてほしいと、
常連さんからのお願いがあると嘘を言い、
金曜日閉店後にLIVE日同様、ステージ、音響、照明まで全て設置。
リハーサルはステージ設置後に、
彼女を他のスタッフが買い物に連れて行く。
そして彼女が店へ帰ってきたら、
彼女のためだけのSpecial Liveがはじまる。
ステージの反対側には全スタッフの姿。
スタッフが彼女をお客様としてお出迎えする演出
からはじまり、彼女は驚いたように席に着く。
店内消灯…
〜かりゆしの夜〜同様SEが流れ、
僕はステージへと向かいました。
どうせやるなら本気のLiveを魅せたい…
セットリストもMCも演出も全て、
満席御礼の何十人ものお客様が入ってるかのよう
な構成で挑みました。
そして彼女は終始泣き崩れ、
90分を超えるLiveは無事に終演しました。
協力してくれたバンドメンバー、
触った事もないカメラ4台撮影に、
LED照明までをこなしてくれた全アルバイトに深く感謝します。
現場にいた人間全員が何を感じたかは十人十色…
でも生涯忘れられない夜になったと、
誰もが感じてくれたと思います。
そしてこのLIVE終演12時間後には、
アルバイト初日の子が初出勤。
たった12時間の間に別れと出会いを経験しました。
どうやら、美ら物語に終わりはないみたいです。

17522538_884764954996494_1708556186340551557_n