LIVEレポート

LIVE REPORT ライヴレポート

かりゆしの夜〜vol.14〜

12月4日(日)Live当日。
優しい雨で濡れた路面に反射する街灯が、
やけに似合う、夕暮れの南草津。
国道1号線沿に、やわらかな照明が見えたらそこは、
〜かりゆしの夜〜Live会場”琉泡楽園 美ら 滋賀本店”。
カラカラと鳴る戸を開け、のれんをくぐると、賑わう
店内の雰囲気と心地良い緊張感に包み込まれる。
しかし、超満席の店内奥に丁寧に置かれたバンドセッ
トを見ると、その緊張感は一気に興奮へ。
19:30Liveスタート予定時刻。緩やかに聴こえ始め
た幕開けを演出する音楽。
店内に漂う歓喜の拍手と、ゆっくりと暗がりを進み
スタンバイをするメンバーの影。
会場はすでに居酒屋から、どこかblue noteにも似た、
上質な空間へと表情を変えた。
ギターの弦が優しく弾かれる。ボーカルの歌声で体
ごと揺られる感覚がどこか懐かしく、新しい旅に出
る前の鼓動を思い出させる。スポットライトがバン
ドメンバーの具象を浮かび出すと、そこから2部制の約
3時間半の物語は、あっという間の居心地を体感させてくれた。
緩急をつけたセットリストの間に挟むMCでは、バンド
メンバー全員の個性を表現し、知らず知らずの内に客
席までもがステージに上がったような感覚になるのが魅力のひとつ。
2部でボーカルが『Stand up!』を客席に煽ると、途端
に初冬の戸外を忘れさせる熱気が店内を覆い、琉球の
風が流れる。まさにかりゆしの夜をみんなで創る時間
へと変わる瞬間だった。
バンドの演奏とともに上昇するリスナーの体温が次第
に窓ガラスを曇らせ、そこにはすでにオリジナルなエ
ンターテイメントが完成した。
美らBANDが持つ最大の魅力は、音楽を通した社交
と、なにより大切な何かを思い出させてくれる表現。
そこに居るすべての人が、『新しい明日』を楽しみにできる力強さ。
終盤に特に印象的だったのは、アルバイトスタッフま
でもが終演に涙し、新たな門出を各々に勇気付けられている姿。
かりゆしの夜は、圧倒的な演出をもって毎度フィナーレを飾る。
14回目となるこの度のLiveも、その場に居る一人一人の未来を奏でた。
『こんな夜がいつも続けばいい。』
誰もがそう感じるLive後の店内には、どこか寂しさと
潔ささえ漂うのが、これもかりゆしの夜。
ミーファイユーのメッセージを受け取り、”なにをした
かじゃない、なにをしなかったのか”と向き合える新た
な一歩は、きっとこのLiveで感じる最高の感動なんだと確信できた。

次回は2月。

数に限りのある席数の中で、数に限りなんて無い人生
の彩りを見つけることができる機会を、できるだけ多
くの人に伝えたくて文章を綴りました。

美らBAND。
感動と、光を、ありがとう。

Team Chura⚓︎Entertainment
高岡 敦司

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